グラフで見えた…私の酒量が増えるとき 1万年続く人類と酒の攻防

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山中季広

連載コラム「長考一番」 朝日新聞コラムニスト・山中季広

このコラムは…

何かと慌ただしい毎日、ニュースの消費サイクルもすっかり分単位、秒単位に。そんな時代だからこそ、あえて数百年、数千年の長い時間軸で過去をふりかえり、現代を見つめ、迫り来る未来の波を考えます。

 人間ドックや定期健診を受けるたび問診医から「尿酸値が高めですね」と注意される。「要医療」だったり「有所見健康」だったり判定はいろいろ。だが私の飲酒習慣についての記載を目にした医師は例外なく言う。

 「せめて週に1日は休肝日を設けないと……」

 偏食や肥満など血液中の尿酸の濃度が高くなる要因はさまざまだが、私の場合、理由は火を見るより明らか。年がら年中お酒を飲むことだ。

 とりわけ新聞社内で管理職に就いた時期と単身赴任の時期は、尿酸値が目立って高い(下のグラフをご参照ください)。

 各種の依存度テストも受けて…

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この記事を書いた人
山中季広
コラムニスト
専門・関心分野
世間、社会、未来
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    平尾剛
    (スポーツ教育学者・元ラグビー日本代表)
    2025年4月1日18時0分 投稿
    【視点】

    酒好きな私にも耳が痛い話だ。いまのところ健康診断は問題ないけれど、今年で50歳になることを思えば、量と頻度に気をつけなければならないと思っている。 というのはほとんど嘘で、これからも私は飲み続けます。若いときのような痛飲はしないけれど、飲

    …続きを読む