ゼレンスキー氏「ロシアの情報工作、米政権一部に影響」 米誌に語る

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ロンドン=藤原学思
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 ウクライナゼレンスキー大統領は米誌タイムに対し、ロシアの情報工作がトランプ米大統領らに影響を与えているとの見方を示した。同誌が24日、インタビューに基づいて記事を配信した。

 トランプ氏はロシア寄りの情報に基づく発信を続けており、14日には「数千人のウクライナ兵がロシア軍に完全に包囲されている」とSNSに投稿。ロシア南西部クルスク州でのウクライナ軍の越境作戦を念頭にしたものとみられるが、「包囲」は多方面から否定されており、朝日新聞も現場の兵士から包囲の事実はないと確認している。

 ゼレンスキー氏は同誌に対し、「ロシアは情報を通じ、ホワイトハウスの一部の人びとに影響を与えることに成功した」と指摘。「ロシアが米国人に送っているシグナルは『ウクライナ人は戦争を終わらせたくない。彼らに(終戦を)強制させるために措置が取られなければならない』というものだ」と訴えた。

■決裂した首脳会談については…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年3月25日7時59分 投稿
    【視点】

    <ゼレンスキー氏は同誌(引用者註*タイム誌)に対し、「ロシアは情報を通じ、ホワイトハウスの一部の人びとに影響を与えることに成功した」と指摘。「ロシアが米国人に送っているシグナルは『ウクライナ人は戦争を終わらせたくない。彼らに(終戦を)強制さ

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