生成AIで「模擬患者」、医学生がアバターで問診練習 長崎大が研究

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天野光一
【動画】医学生の問診の練習役として開発が進む「模擬患者アバター」=天野光一撮影
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 医学生の問診の練習相手となる「模擬患者」の役を、生成AI(人工知能)を活用したアバターが務める研究を長崎大学などが進めている。患者の病状や年齢なども設定できる。これまで模擬患者役の確保が課題だったが、アバター相手なら時間を気にせず、医学生のコミュニケーション力を養える。

 「模擬患者アバター」の開発を主導するのは、同大情報データ科学部の小林透教授の研究グループとIT企業システック井上(長崎市)。同大医学部の川尻真也准教授らが医学面で協力し、昨年3月から研究を進めてきた。

聞き方で変わる答え、せき込む演技も

 3月4日に開かれた試用版の…

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天野光一
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
地方経済、農業、安全保障