マスク氏の国防総省訪問が波紋 対中有事の米軍最高機密の共有めぐり
ワシントン=清宮涼
トランプ米大統領に近い起業家イーロン・マスク氏が21日に国防総省を訪れたことが波紋を呼んでいる。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)などは、マスク氏が中国との戦争が起きた際の米軍の計画についての説明を受ける予定だと事前に報じたが、トランプ氏らは強く否定している。
マスク氏は国防総省でヘグセス国防長官と会談。ヘグセス氏は会談後、マスク氏が率いる政府効率化省(DOGE)の取り組みやイノベーションについて話した、と説明した。ロイター通信によると、会談は約80分に及んだ。
一方NYTは前日の20日、米当局者の話として、マスク氏は軍幹部から、最高機密情報である中国との戦争が起きた際の米軍の計画について説明を受ける予定だと報じ、マスク氏にこうした軍事機密を共有すれば「マスク氏の役割を劇的に拡大することになる」と指摘していた。
トランプ氏は21日、ホワイ…
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