ウクライナが妥協できぬ「レッドライン」は 政権幹部から発信相次ぐ

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ロンドン=藤原学思
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 ロシアの全面侵攻を受けるウクライナの政権幹部から、いかなる場合にも譲れない「レッドライン」についての発信が増えている。トランプ米政権が和平合意を急ぐなか、ウクライナが妥協できない一線はどこにあるのか。

 朝日新聞記者は2024年8月、ウクライナのゼレンスキー大統領がキーウで開いた会見に参加。そこで、「ウクライナとして、受け入れられる妥協はどのようなものか」と聞いた。

 当時の答えはこうだった。

 「ウクライナは現在、我々を…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年3月20日8時38分 投稿
    【視点】

     この記事には、<ウクライナ憲法も第73条で、領土の変更はウクライナの全国民が参加する国民投票によってのみ可能だと規定している>(3月20日「朝日新聞デジタル」)と記されていますが、国内法(憲法を含む)は戦争処理の結果生じた領土変更を拒否す

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年3月20日8時49分 投稿
    【視点】

     この記事を読むとウクライナのレッドラインが時の経過と共に変化していることがよくわかります。  去年(2024年)8月の時点ではこのようなものでした。 <朝日新聞記者は2024年8月、ウクライナのゼレンスキー大統領がキーウで開いた会見に

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