斎藤知事は適切な対応だったと強調 「違法」指摘の第三者委報告書に

青木康行
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 兵庫県の内部告発文書問題で、県の第三者調査委員会が19日、告発者を捜すなどした斎藤知事らの一連の対応の大半が公益通報者保護法違反だとする報告書を県に提出した。斎藤知事は同日夕、報道陣の取材に応じたが、「報告書は出たばかりで、これから精査することが大事」と述べるにとどめた。

 斎藤知事は「大変重く受け止める」「反省すべきところはしっかり反省し、県政をしっかり前に進めていきたい」と話したが、報告書に対する具体的な受け止めについては発言しなかった。

 内部告発への対応について、報告書は公益通報者保護法違反だと指摘したが、斎藤知事は「これまでの会見などで述べてきた通り、誹謗(ひぼう)中傷性の高い文書と考えている」と主張し、自らの対応が適切だったことを強調した。

 報告書に対する見解の公表時期を質問されると、「しっかり精査したうえで、しかるべきタイミングで述べさせてもらう」と話した。

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    西岡研介
    (ノンフィクションライター)
    2025年3月19日22時41分 投稿
    【視点】

    Netflixのドラマ「地面師たち」で、ピエール瀧さん演じる後藤のセリフじゃないが、この人には「もうええでしょう……」としか言いようがないのが、一県民の正直なところ。

    …続きを読む
兵庫県の内部告発文書問題

兵庫県の内部告発文書問題

2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事らがパワハラ疑惑などを内部告発されました。告発への知事の対応をめぐって県議会と対立しましたが、出直し選挙では斎藤知事が再選を果たしました。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]