17歳、心揺らぐ闇バイト 報酬は数万円「長細い箱で薬物運んだ」
北村浩貴
SNSなどで結び付く「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」や闇バイトが絡む凶悪事件が起きる中、犯罪に巻き込まれる危険性がある未成年の実態や意識を探ろうと、岡山県警は初めて少年院の入所少年から聞き取り調査を行った。少年が語った闇バイトの経験などを、県警は今後の対策に生かしていく考えだ。
2月4日午後、岡山市南区の岡山少年院。院内の一室で、1人の少年と県警の警察官が向き合っていた。少年は取材当時、17歳。表情にあどけなさが残る。警察官は、組織犯罪や暴力団排除対策などが専門だ。少年は警察官からの質問に、約30分間、落ち着いた様子で答えた。
自分も関わっていた 「危ない案件」と伝えられ・・・
「トクリュウの知人がいるか」と尋ねられると、少年は「そういうことをしているのは何人かいる」と明かした。
近年、SNSなどを通じて実…
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