走行中、東海道新幹線の窓ガラスにひび トンネル内のふた外れ接触か
松島研人
15日午前10時半ごろ、愛知県内を走行していた東京発新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ317号」の16号車の窓ガラスにひびが入っているのを乗客が見つけた。JR東海によると、16号車の乗客約60人は別号車に移動し、列車は一時、速度を落として走行したという。乗客にけがはなかった。
同社が設備点検をしたところ、豊橋―三河安城間にある坂野坂トンネル内の線路脇にある信号・通信ケーブルを覆うふたが外れているのがみつかった。
ふたは縦約30センチ、横幅約40~60センチ、厚さ約3ミリ、重さ約4キロの鉄板。このトンネルでは12日から13日朝にかけて通信設備関連の工事を行っていたが、その際にふたを固定するボルトの締め付けが不十分だったという。列車が通過する際の振動や風でふたが外れてはね上がり、窓ガラスに当たったとみている。
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