東京都心で中古マンション価格が高騰 港、千代田区は初の2億円超え
東京都心で中古マンションの価格が高騰している。民間調査会社の調べでは、今年に入って港区と千代田区では、2004年に調査を始めてから初めて平均価格が2億円を超えた。新築マンションの価格高騰に伴った上昇で、この傾向はしばらく続くとみられる。
不動産調査会社の東京カンテイの調査では、2月の東京23区の中古マンションの70平方メートルあたりの平均価格は9135万円だった。前年同月より26・8%高く、10カ月連続で上昇した。都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)にしぼると、同比32・8%高い1億5107万円。特に高額マンションが多い千代田区と港区では1月から2カ月連続で2億円を超えた。
大阪市の中心6区(福島、西、天王寺、浪速、北、中央)は前年同月より33・6%高い7147万円に。名古屋市の中心3区(中、東、千種)は同6・2%高い3869万円。
高値が続く背景には、新築マ…
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- 【視点】
このところ、新築マンションの価格高騰が続いていましたが、その流れが中古にも及んできたという図式です。新築マンションの価格が上がっているのは、資材価格の上昇などで物件の建設コストが上昇していることに加え、大規模緩和策の影響で不動産にマネーが流
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