成田「第2の開港」できるか 地上業務は人手不足、管制官増員も必要

有料記事

小林誠一 大和田武士 増山祐史

 成田空港(千葉県)の年間発着枠の上限が10月に30万回から34万回に引き上げられる。訪日外国人など増加する航空需要の取り込みに向け、2029年には3本目の滑走路を新設し、将来的には年間50万回を目指す。ただ、成田が「第2の開港」を果たすまでには多くの課題が残る。

 「アジアの空港競争に打ち勝っていくために、周辺地域の発展のためにも必要不可欠だ」

 24日に千葉県庁で開かれた国土交通省、成田国際空港会社(NAA)、県、周辺9市町による四者協議会。国やNAAが示した34万回への引き上げ方針が了承されると、熊谷俊人・千葉県知事はこう語った。

 発着枠の拡大は10年に30万回への引き上げが決まって以来。訪日外国人の増加で、発着数の需要は26年にも30万回を超える可能性が出てきたためだ。そのため、いまの施設で実現できる上限の34万回まで引き上げる。1日平均の発着数は19年の724回から、単純計算で900回超となる見通しだ。

 世界のなかでの成田の競争力の低下は著しい。00年に世界8位(2660万人)だった国際線旅客数は、19年には18位(3670万人)まで下げた。仁川(韓国)、桃園(台湾)などアジアの空港に追い抜かれた。

ここから続き

 激しい反対運動を経て197…

この記事は有料記事です。残り3235文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
大和田武士
経済部|国土交通省担当
専門・関心分野
建設、交通
増山祐史
東京社会部|国土交通省担当
専門・関心分野
運輸行政、事件事故、独占禁止法、スポーツ