国内8年ぶり「電子投票」どうなる タブレット200台でいざ市長選
大阪市の中心部まで電車で30~40分ほど、東は奈良県生駒市と接する大阪府四條畷市。人口5万人余りのこの街で、国内では実に8年ぶりとなる取り組みが行われます。「電子投票」です。対象は12月15日告示、22日投開票の市長選と市議補選。――ところで、電子投票って何? そもそも、どういうふうにするの?
想定される投票日の流れは、取材した限り、こうだ。
朝7時、四條畷市内16カ所で投票所がオープン。有権者が訪れる。複数の記載台が用意されていて、それぞれの場所にあるものが置いてある。
タブレット端末。
画面に浮かぶのは、候補者の名前。有権者はタッチペンを手に取り、投票したい人のところに触れる。投票は、タブレットにつながった二つの記憶媒体(USBメモリーとSDカード)に記録される。
投票所に置かれるタブレットは、予備機も含めて全部で200台余りになる。
記事の後半では、四條畷市が電子投票に踏み切った理由を紹介します。システムの事業者公募に手を挙げた大手機器メーカーにも取材しました。
午後8時、投票終了。各投票所から、メモリーとカードがケースに入れられ、開票所へ運ばれる。カードはメモリーに不具合があったときのための予備だ。
不在者投票は紙…どう合算
午後9時半、開票作業開始…
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