若者の「やりたい」後押し 家や学校以外の「第三の居場所」千葉市に
中高生や大学生ら10~20代の若者が、家や学校のほかに自由に過ごせる「第三の居場所」として、「ちばユースセンターPRISM(プリズム)」が21日、千葉市にオープンした。若者たちの「やりたい」という思いを後押しする拠点として運営していくという。
千葉大大学院生の郡司日奈乃さん(25)と小牧瞳さん(29)が代表理事を務める一般社団法人「Spice(スパイス)」が運営する。千葉市稲毛区の千葉大西千葉キャンパス正門前のビル2階に拠点を設けた。
21日はオープニングイベントが行われ、約45人が参加した。一人ひとり自己紹介した後、スタッフの大西雄太さん(27)が「居心地の良い空間をみんなで作ろう」など三つの運営ルールを説明した。その後、ゲームやアクセサリー作り、3Dプリンター体験などのイベントを楽しんだ。
千葉市立稲毛高校3年の田中美帆さん(17)と、千葉経済大付属高校3年の青山琴音さん(17)は、センター開設前のワークショップから参加し、内装デザインなどの意見を出し合ってきた。
案内チラシを見て参加したという田中さんは「色々な年代の人が集まって話せるのが楽しい」と語り、青山さんも「大勢で気軽に話せる場所ができて良かった。学校の宿題や勉強をする場所としても利用したい」と話した。
小牧さんは「家や学校ではできない色々なことを体験できる場所です。気軽に来てほしい」と呼びかけている。当面は週2~3日ほど不定期に開く予定。問い合わせはSpice(090・9617・0053、info@spice-edu.org)へ。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら