同性カップルの住民票に事実婚と同じ「未届」 世田谷区 11月から

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中村英一郎
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 世田谷区保坂展人(のぶと)区長は18日、住民票の続き柄欄に、事実婚の状態であることを示すために用いられてきた「夫・妻(未届)」との記載について、同性カップルに11月から認める方針を明らかにした。導入の意向はすでに示していたが、時期は明らかになっていなかった。

 区議会の一般質問で、上川あや区議に導入時期を問われ、答えた。保坂区長は11月と明言したうえで「実施に向けた準備を進め、同様の検討をしている中野区などと区長同士で意見交換を行ってきた。人口92万人の区で実施することは意義深い」などとした。

 保坂区長は6月の議会で、「制度設計について、具体的な検討を準備する」と答弁。区はこれまでに、事務マニュアルの整備や顧問弁護士への確認などを進めてきた。現在、区役所や出張所など計10カ所の受付窓口で、届け出や証明書交付の対応ができるよう調整しているという。

 ただ、総務省は「未届」の記…

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中村英一郎
ネットワーク報道本部|首都圏ニュースセンター
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