ポッポの丘で人気の「103系」 4年半の修繕一段落で有料撮影会
織井優佳
特急や食堂車など引退した鉄道車両を29両保存しているポッポの丘(千葉県いすみ市)で、人気の「103系」は四角い通勤形の電車で多くの人になじみ深い。千葉鉄道車両保存会(大原孝夫会長)が2020年4月に搬入後、少しずつ修繕してきた。4年半に及ぶ作業が一段落し、14日に青く塗装した103系の有料撮影会が開かれる。
保存会は千葉で鉄道を見て育ち、車両の保存に取り組む8人が15年に結成した。解体が見込まれる103系の車両があると19年に聞いたメンバーの和嶋翔さんらは、全員で状態を確認した。「鋼鉄製の車体は腐食して穴が開き、雨どいも脱落していた。かなり傷んでいたが、あきらめる発想はなかった」と和嶋さんは振り返る。
103系は1963年~84…
【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら