1室6万6千円の豪華寝台列車「夢空間」を移設、公開へ 東京・清瀬

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武田遼
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 バブル期につくられた超豪華な寝台列車「夢空間」を修復して展示しようと、東京都清瀬市クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。大手百貨店が高級ホテルさながらの内装を施した客車を、民間から譲り受け、市内の中央公園へ移設。2026年2月の公開を目指す。

 バーカウンターにピアノ、見晴らしのいい大きな窓――。「夢空間」は3両で、JR東日本が未来の寝台列車の形を模索しようと製作。他の車両に連結し、1991(平成3)年1月10日に横浜―北海道・トマムで営業運転を始めた。当時の時刻表によると、最高級の2人用個室は1室6万6千円(乗車券や特急券は別)だった。各方面に臨時列車として運行され、老朽化で2008(平成20)年3月に役目を終えた。

移設に3千万円 CFで資金募る

 現在、1、2号車は埼玉県三郷市の大型商業施設「ららぽーと新三郷」に、3号車は江東区のレストランにあり、清瀬市には1、2号車が移される。

 大きな窓がある1号車は、ゆ…

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