山下公園など公園2700カ所、禁煙化 横浜市が条例改正案提出へ

良永うめか

 横浜市は来年度から市が管理するすべての公園を禁煙にする方針を固めた。喫煙を禁止行為に盛り込む市公園条例改正案を9月10日開会の市議会に提出する。違反した場合は5万円以下の過料を科す対象になるという。

 関係者への取材でわかった。市ではこれまで、横浜駅周辺など8カ所で喫煙禁止地区を設ける一方、市が管理している約2700の公園については看板などで受動喫煙への配慮を求めるのみにとどまっていた。

 そこで子どもたちが安心して遊べる環境を確保しようと、公園の禁煙化に向けて検討を進めてきた。昨年度には公園の利用者を対象にアンケートを実施したほか、横浜市を代表する山下公園(中区山下町)や港の見える丘公園(同区山手町)などを終日禁煙にする実証実験をしていた。

パブコメでは分煙求める声も

 今年の4、5月にパブリックコメントを実施したところ、全面禁煙を望む意見が62.6%に達した。一方で「公園周辺での喫煙が増え、ごみなどの問題が発生するおそれがある」などの理由で分煙を求める声もあったという…

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この記事を書いた人
良永うめか
横浜総局|行政担当
専門・関心分野
障害福祉、地方行政