【交通情報まとめ】東海道新幹線、16日は東京―名古屋で終日運休

細沢礼輝 増山祐史
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 台風7号の接近に伴い、JR東海東海道新幹線東京―名古屋駅間について、16日始発から終日運転を取りやめると、14日発表した。名古屋―新大阪駅間は大幅に運転本数を減らし、「こだま」だけを1時間あたり上下2本ずつほど普通車全車自由席で運行。山陽新幹線との直通運転は終日取りやめる。

 計画運休の期間はUターンラッシュと重なるため、15日は午前9時台から午後7時台まで上下8本の臨時「のぞみ」(全車指定席)を増発する。

 JR東海の担当者は「各駅で新幹線と接続する在来線も運休や遅れが見込まれるほか、設備の被害状況によっては17日も始発からダイヤが乱れる可能性がある。東京―新大阪間の旅行は新幹線の全線運転再開まで控えてほしい」と呼びかけている。台風7号を理由とする払い戻しは手数料無しで受け付ける。乗車日の翌日から起算して1年以内であれば払い戻しできるという。

 JR東日本は東北、上越、北陸、山形、秋田各新幹線について、16日昼ごろから全区間か一部区間で運転を取りやめる可能性があるとしている。このうち東北、山形、秋田各新幹線は17日昼ごろまで台風の影響が続く見込み。計画運休の有無は15日に決めるという。

 JR東によると、関東エリアの在来線では16日から17日にかけて、上野東京ラインの直通運転を中止するほか、東海道、伊東、中央、常磐、内房、外房各線を走る特急と成田エクスプレスを運休させる見込みという。首都圏の私鉄各社も運転見合わせや大幅な遅れが出る可能性があるとして、最新情報の確認を呼びかけている。

 鉄道だけでなく、高速道路にも影響が出る可能性がある。

 ネクスコ東日本は14日、関東地方と東北地方の広範囲で大雨や強風のおそれがあるとして、16日から17日にかけて通行止めの可能性がある区間を発表した。東京湾アクアラインの全線や、圏央道の稲敷―大栄区間、常磐道の常磐富岡―日立南太田区間などが対象だ。

 ネクスコ中日本も、16日に関東地方で強風雨や高波が予想されるとし、高速道路で通行止めなどの交通規制を行う可能性があるという。

 飛行機の欠航も相次いでいる。全日本空輸(ANA)は15日の羽田空港八丈島空港を発着する2便と、16日に羽田と成田空港を発着する280便を欠航すると発表。日本航空(JAL)も14日午後7時時点で、16日に羽田や成田を発着する191便を欠航すると発表した。

 詳しくは各社のホームページで確認できる。

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この記事を書いた人
細沢礼輝
東京社会部|鉄道担当
専門・関心分野
鉄道を中心とした運輸部門
増山祐史
東京社会部|国土交通省担当
専門・関心分野
運輸行政、事件事故、独占禁止法、スポーツ