難民選手団が五輪初のメダル ボクシングで変わった日常を伝えたい
森岡みづほ
ボクシング女子75キロ級準々決勝で難民選手団のサンディウィヌ・ジャンクーヌガンバが、フランスの選手を5-0の判定で破り、8日の準決勝に進んだ。ボクシングは3位決定戦がないため銅メダル以上が確定。難民選手団のメダルは2016年リオデジャネイロ五輪での結成以来初めて。
ジャンクーヌガンバは11歳の頃、兄とともにアフリカ西部カメルーンから父が暮らす英国に移住。言葉や生活の違いにぶつかった。「太っている」「体臭がくさい」などといじめられた。15歳でボクシングに出会い、自分を信じられるようになったという。
英国内の大会での優勝経験も…
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- 【視点】
カメルーン出身の難民(申請者)は日本にも少なくありません。 そして、カメルーンではありませんが、日本で難民申請をしている人のなかにも実は祖国で優秀なスポーツ選手だったという人がいます。ただ、よく知られている通り、日本で難民認定されるにはハー
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