難民選手団が五輪初のメダル ボクシングで変わった日常を伝えたい

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森岡みづほ
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 ボクシング女子75キロ級準々決勝で難民選手団のサンディウィヌ・ジャンクーヌガンバが、フランスの選手を5-0の判定で破り、8日の準決勝に進んだ。ボクシングは3位決定戦がないため銅メダル以上が確定。難民選手団のメダルは2016年リオデジャネイロ五輪での結成以来初めて。

 ジャンクーヌガンバは11歳の頃、兄とともにアフリカ西部カメルーンから父が暮らす英国に移住。言葉や生活の違いにぶつかった。「太っている」「体臭がくさい」などといじめられた。15歳でボクシングに出会い、自分を信じられるようになったという。

 英国内の大会での優勝経験も…

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この記事を書いた人
森岡みづほ
ヨーロッパ総局|北欧・NATO・ICC・ICJ・国連担当
専門・関心分野
人の暮らし、歴史、防衛
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    浅倉拓也
    (朝日新聞記者=移民問題)
    2024年8月5日12時27分 投稿
    【視点】

    カメルーン出身の難民(申請者)は日本にも少なくありません。 そして、カメルーンではありませんが、日本で難民申請をしている人のなかにも実は祖国で優秀なスポーツ選手だったという人がいます。ただ、よく知られている通り、日本で難民認定されるにはハー

    …続きを読む