運休から2年 米坂線の復旧を求め、地元高校生が東北運輸局に要望
高橋昌宏
2022年8月の豪雨で被災したJR米坂線(山形県米沢市―新潟県村上市)は、全区間の7割超が運休になってからまもなく2年を迎える。沿線の住民らでつくる団体は1日、国土交通省東北運輸局に早期の復旧を要望した。地元の高校生も運休の長期化で支障が出ている現状を伝えた。
「JR米坂線開業100周年記念事業実行委員会」のメンバーはこの日、仙台市の東北運輸局を訪れ、佐藤信之鉄道部長に国土交通相宛ての約1万1500人分の署名を手渡した。
要望書では、不通区間の早期復旧に向けた取り組みのほか、沿線自治体が負担する復旧費用に対して国が補助することなどを求めた。
沿線の県立置賜農業高に通う生徒2人も同席し、飯豊、小国両町から通学する同級生は学業や部活動に支障が出ているとして、「不通区間から同校や米沢市内の高校に通学する生徒らが不便を感じないよういち早い復旧を心からお願いします」と述べた。
同会は6月、JR東日本にも約1万人分の署名を添えて早期復旧を要望している…
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