同性カップル住民票、市議会が批判決議を検討も撤回 当事者らは抗議

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榧場勇太
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 長崎県大村市が同性カップルに対し、続き柄の欄に「夫(未届)」と記した住民票を交付したことをめぐり、同市議会の議会運営委員会で3日、市の対応を「適切な措置とは言えない」と非難する決議案の提案が議論された。市議会周辺では当事者ら市民が集まり抗議。最終的に本会議への提案は見送られた。

 決議案は、住民票交付に対して批判的な保守系議員を中心に発案され、まとまった。

 当初は「続き柄の記載に関し注意を促す決議」と強いトーンだったが、賛同を得るため文案を調整。今回の住民票交付を窓口の職員らが判断し、市長ら幹部との協議を経なかったことについて、「正確性と慎重さを欠いており適切な措置とは言えない」と批判する決議案が議運に示された。

 タイトルは、「全国的に例の…

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この記事を書いた人
榧場勇太
長崎総局
専門・関心分野
平和、国内政治、地方自治、沖縄