5月にも米兵の性的暴行事件 公表していれば「防げたかも」怒り心頭

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平川仁 小野太郎 上地一姫 松山紫乃

 沖縄県内で、5月にも米海兵隊員による性暴力事件が起きていた。3日前に発覚した少女への暴行事件で米空軍兵が起訴されたのは3月27日。県などに情報が伝わっていれば被害を防げたのではないか――。事件を知らされていなかった県民は怒りや悲しみとともに、日米両政府への不信を高めている。

 〈Give back Our girl's Dignity(私たちの少女の尊厳を返せ)〉。28日夕、米軍嘉手納基地(沖縄市、嘉手納町など)のゲート前。プラカードを掲げ、白や黄色、ピンク色の花をもった約90人が抗議の声を上げた。

 県内の有志が毎月行っている性暴力根絶の「フラワーデモ」。米空軍兵による性暴力事件が発覚し、空軍兵が所属する同基地前で急きょデモを行った。

また暴行事件「許せない」

 沖縄市の新垣邦雄さん(67…

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この記事を書いた人
上地一姫
東京社会部
専門・関心分野
沖縄・平和