【そもそも解説】増える日本人の「ワーホリ」渡航者 一番人気の国は

有料記事

シドニー=半田尚子
[PR]

 ワーキングホリデー(ワーホリ)ビザを使って、海外に渡る日本人の若者が増えています。「ワーホリ」とはどんな制度で、どこの国が人気なのでしょう。取材で聞いた現地事情もお伝えします。

 Q ワーホリ制度とは、どんな制度ですか?

 A 外国で休暇を楽しみつつ、滞在資金を稼ぐために働くことも認める制度です。若者の交流や異文化理解などを主な目的としています。

 Q どこの国でも使える制度なのでしょうか?

 A 二国・地域間の協定があれば制度が使えます。日本はオーストラリアカナダニュージーランドなど、30カ国・地域と協定を結んでいます。

 ですが、同じ制度であっても、国ごとに年齢制限や滞在期間、就学期間などが異なります。ビザの発給数に制限を設けている国もあります。

 年齢制限については、多くの国が18~30歳を対象としていますが、例外もあります。

 滞在期間にも違いがあります。例えば、規定の条件を満たせばオーストラリアには3年、カナダには1年滞在できます。

 Q どのくらいの人数がワーホリビザで外国に渡航しているのですか?

 A 日本ワーキング・ホリデー協会の推計によると、近年では年間約2万5千人の日本人がワーホリビザで外国に渡っていて、その数は増加傾向にあるそうです。背景には、円安の影響で外国で働く方がお金を稼げること、ワーホリ制度の知名度が上がっていることなどがあるようです。

 Q 最も人気がある渡航先はどこの国・地域ですか?

 A 日本からの渡航者が最も…

この記事は有料記事です。残り709文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
半田尚子
編集局
専門・関心分野
東南アジア、グローバルサウス、平和