「打つ手まだある」沿線の人口減続く土佐くろしお鉄道、新社長が就任
亀岡龍太
土佐くろしお鉄道の定時株主総会と取締役会が7日、高知市内であり、新社長に元県観光振興部長の山脇深氏(60)が就いた。社長の交代は5年ぶり。山脇社長は「経営状況は厳しいが、少しでも改善していく」と抱負を述べた。
同社は、沿線の人口減少が続く中村・宿毛線とごめん・なはり線を、国や高知県、自治体の補助金も受けて運行する第三セクター。山脇社長は「補助金なしの自立は現状では無理」としつつも、「(放送が来春始まるNHK連続テレビ小説)『あんぱん』で観光客の増加も期待されるなど、利用促進で打つ手はまだあるのでは。他の交通機関とのすみ分けも模索し、利用増をめざしたい」と語った。
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