「きかんしゃトーマス号」8日から運行 静岡・大井川鉄道で区間延長
大井川鉄道(静岡県島田市)は8日、人気アニメにちなんだイベント蒸気機関車(SL)「きかんしゃトーマス号」の運行を始める。開通区間の大井川本線新金谷―川根温泉笹間渡間(17・7キロ)で、夏休みや週末を中心に12月25日まで計105日間運行する。6日には近くの幼稚園児ら約100人が往復約1時間40分の小旅行を楽しんだ。
トーマス号は2014年、新金谷―千頭間で運行をスタート。22年9月の台風被害で一時全線不通となり、トーマス号の運行もストップした。昨年は新金谷―家山間の運行だったが、今年は川根温泉笹間渡駅まで延長する。
6日のプレス向けイベントであいさつに立った大鉄の鈴木肇社長は「コロナ感染症や台風被害などいろいろ苦難もあったが、ここまで運行できたのはみなさんの応援のおかげです。お越しになったみなさんに楽しい時間を過ごしてもらえるよう精いっぱい努めたい」と述べた。
チケットは両駅間の往復運行券(大人3820円、小人1930円)のほか、主にツアー客向けに復路の家山駅で降車する乗車券(大人2630円、小人1330円)や片道の復路で家山駅から新金谷駅まで乗車する券(大人1190円、小人600円)の3種類を用意した。
チケットなど問い合わせは大鉄営業部(0547・45・4112)…
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- 【視点】
地方の農村地域を中心に(ネガティブな)鉄道のあり方を報道する記事が多い中,写真も含めてほっこりする記事である。人口減少や移動手段の多様化などの要因からはネガティブな考え方にしかならないが,ポジティブにチャレンジできることを探るのは地域づくり
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