「旅を感じる」それぞれの視点・表現で 東京・吉祥寺の書店で公募展

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塩入彩

 旅に関する本を集めた、東京・吉祥寺の書店「街々書林」のギャラリーで5日、公募展「旅を感じる」が始まった。同店の開店1周年を記念した企画で、常連客やなじみの作家らの旅にまつわる写真やイラストなどが展示されている。

 店主は、大の旅好きで、旅行作家でもある小柳淳さん(65)。以前は鉄道会社に勤務し、旅行業やホテル業にも携わった。旅に行く際は現地に関する本を1~2冊読むのが常。「本屋だからこその出会いがある」と退職後の昨年6月、吉祥寺の中道通りに旅専門の書店を開いた。

 「旅先への興味と敬意」をモットーに、100%自店で選書する。自分が以前読んだ本や好みの本はもちろん、常連客に薦められた本を並べることも。地元の客の中には創作活動をしている人も少なくなく、「せっかくなら、こうした人たちの交流会のようなことができたら」と公募展を企画した。

 公募を募ると、店の常連客や…

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この記事を書いた人
塩入彩
首都圏ニュースセンター|教育、武蔵野地区担当
専門・関心分野
ジェンダー、教育、性暴力、性教育