多様な性への理解深めて プライド月間、色で表現

中島健
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 6月は「プライド月間」と呼ばれ、性の多様性を尊重し、性的少数者の権利を啓発する活動がおこなわれる。

 宮崎県庁本館は30日までの午後7~10時、性的少数者の尊厳と社会活動を象徴する6色の虹色でライトアップされている。昨年まで8月だったが、この月間に合わせた。

 宮崎市の本庁舎東側階段も、6色に加え、ピンクと水色、茶色と黒の計10色で28日まで色づけされている。市文化・市民活動課によると、近年、欧米で使われている「プログレスプライドフラッグ」をモチーフにした。ピンクと水色はトランスジェンダー、茶と黒は人種的少数者を表しているという。

 県は、県民向けの人権講座も開催。17日午後1時半からの講座は、サッカー「ヴィアマテラス宮崎」の選手で、自分の心の性や好きになる人の性が定まっていない「クエスチョニング」と公表している斉藤夕真さんを講師に県庁防災庁舎で開く。

 受講無料で、10日までにファクス(0985・32・4454)や電子メール(jinkendowataisaku@pref.miyazaki.lg.jpメールする)で申し込む必要がある。問い合わせは県人権同和対策課(0985・32・4469)へ。

 また、宮崎市の当事者支援団体「レインボービュー宮崎」は8日午後7時半から市内のパレードを予定している。参加は先着30人で、専用フォームか電子メール(rvm2016-parade@yahoo.co.jpメールする)で申し込む。当日参加も可能。市役所前広場に午後7時集合。

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この記事を書いた人
中島健
宮崎総局
専門・関心分野
農業、防災、子育て