航空機の揺れ、20年間で44人重傷 機体後方が約8割 運輸安全委
運輸安全委員会が調査した航空事故で、2004~23年の20年間に、乗員・乗客計44人が機体の揺れで重傷を負ったことがわかった。重傷を負った乗客のうち、シートベルトサインが点灯していた時の事故が12人で、そのうちシートベルトを適切に着用できていたのは2人だけだったといい、運輸安全委が注意を呼びかけている。
運輸安全委が公表した調査結果(https://www.mlit.go.jp/jtsb/bunseki-kankoubutu/jtsbdigests/jtsbdigests_No44.html)によると、機体の揺れで重傷者が出た航空事故は20年間で36件発生。44人のうち、客室乗務員が26人、乗客が18人だった。ほか1件は調査中という。
けがをした場所は、機体後方が約8割を占めた。機体の大きさによる傾向の違いはみられなかったという。
対策として、運輸安全委は乗客が座席に深く座ってシートベルトを腰の低い位置でしっかりと締めることや、乗務員の間での気象予想の共有などを挙げている。
今月21日にはシンガポール航空の旅客機の乗客1人が乱気流で死亡した事故もあり、運輸安全委の武田展雄委員長は28日、定例会見で「航空機は揺れるということを前提に着席して常にシートベルトを腰の低い位置で締めることが被害の防止と軽減に大変効果的だ」と呼びかけた。
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