中国のGW旅行先、日本が人気1位に 円安追い風で回復の実感高まる

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 中国で労働節の連休(5月1~5日)を控え、日本への旅行熱が高まっている。新型コロナ後、中国からの訪日客の回復は鈍かったが、複数の旅行サイトで日本が外国旅行先の人気1位に。地方都市を訪れる人々も多いという。

 労働節の連休は「黄金週」と呼ばれる大型連休の一つ。中国最大級の旅行予約サイト「Ctrip(シートリップ)」によると、連休中の人気の旅行先で日本はタイ、韓国を抑えて1位になった。民泊仲介サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」でも、中国のユーザーが今春の旅行先として最も多く検索したのは日本だった。いずれも2月の春節では、タイが1位だった。

 コロナ禍前には訪日客の3割を占めていた中国人客だが、昨夏の訪日団体旅行の解禁以降も回復は鈍かった。訪日客全体でコロナ禍前を上回った2月でも、中国人客は36・5%下回っていた。短期滞在の中国人にビザを免除したタイなど、東南アジアに観光客が流れていたとみられている。

円安の影響も 人気の国外旅行先上位10カ国は

 回復のきっかけは、桜の季節…

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