街の本屋に補助金で支援を 斎藤経産相が書店経営者と車座で議論

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福山亜希

 全国の書店が減少している問題で、経済産業省は17日、各地の書店主から経営課題などを聞く集会を開いた。斎藤健経産相も出席し、中小企業を支援する国の補助金制度の活用を呼びかけた。

 車座スタイルの集会には、奈良県や京都府、東京都などの書店経営者ら6人が出席した。カフェを併設したり店内でイベントを企画したりしてお客を集める取り組みを報告したほか、万引き防止や在庫管理の効率化のためにICタグを導入する後押しや、書店を増やすための創業資金の助成などの支援も求めた。

 この集会は斎藤氏の肝いりで開かれた。斎藤氏は「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」の幹事長を務め、3月には省内に大臣直轄の「書店振興プロジェクトチーム」を設置していた。

 斎藤氏は中小企業を対象とし…

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