在沖米軍トップ「先島諸島が重要な鍵握る」日米一体で離島防衛強化へ
渡辺丘
沖縄駐留米軍トップのロジャー・ターナー4軍調整官(海兵隊中将)が朝日新聞の単独インタビューに応じた。軍事活動を活発化させる中国に近い先島諸島について「重要な鍵を握る。自衛隊と並んで態勢をとる必要がある」と述べ、日米一体で離島防衛を強化する戦略的重要性を強調した。
今年1月に就任して以降、ターナー氏が国内外のメディアの取材に応じるのは初めて。インタビューはキャンプ・フォスター(沖縄県北中城村など)の司令部で行った。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画については、3月末に現地視察したことを明らかにした上で「(軟弱)地盤の難しさや環境問題などがあり、工事には明らかに課題がある」との認識を示した。2019年の県民投票で7割超が埋め立てに反対したことについて「地元の懸念には気を配っている」とする一方で「日米両政府の合意であり、辺野古に代替施設が完成すれば、部隊を移転させる」と語った。
中国の脅威、日米が相互補完して対応
中国については「能力と意図…
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