生成AIわいせつ画像「コスパいい」 容疑者、SNS見て大量作製か

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太田原奈都乃
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 生成AI(人工知能)でわいせつな画像を作製し、ポスターにして販売したとして、20~50代の男女4人がわいせつ図画頒布の疑いで警視庁に逮捕された。生成AIを使って作製したわいせつ物の販売事件の摘発は全国初という。

 「コスパのいい内職を探した」「ネットで手軽に稼げると知った」

 逮捕された4人はいずれも、生成AI(人工知能)でわいせつ画像をつくったきっかけとして、その手軽さを挙げた。プログラミングを学んでいた水谷智浩容疑者(44)を除く3人はITの専門知識をもっていないという。

 保安課によると、4人に面識はなく、それぞれ単独で画像を作製、販売していたとみられる。

 4人は無料の生成AIソフトなどを使い、ネット上にあるわいせつな画像のパターンを学ばせた上で、「脚を開く」といった指示文を入力。こうした操作でリアルな画像をつくり、それを自宅やコンビニのプリンターで印刷して出品していた。

 最も多い売り上げを得ていた…

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この記事を書いた人
太田原奈都乃
ネットワーク報道本部・首都圏ニュースセンター
専門・関心分野
災害、政治、教育
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    インベカヲリ★
    (写真家・ノンフィクションライター)
    2025年4月16日14時16分 投稿
    【視点】

    摘発された販売業者は、実在する人物の写真を使ったとは書いていないので、おそらく架空の人物なのだろう。ディープフェイクポルノの場合、共有して加害する目的も含まれるため、両者は同じことをやっているようで、かなり違うようにも感じる。 いずれにせよ

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    曽我部真裕
    (京都大学大学院法学研究科教授)
    2025年4月21日13時37分 投稿
    【視点】

     厳密には不明ですが、記事を読む限りでは、本件では実在人物をもとにしたディープフェイク事案ではないように見えます。  わいせつ図画頒布罪の合憲性にはかねて疑問がありますが、インベカヲリ★さんのコメントにもあるように、いまやそれほど苦労せずに

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