都民ファーストの会、乙武洋匡氏擁立へ 衆院東京15区補選
衆院東京15区補選(江東区)で、小池百合子・東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が、作家の乙武洋匡氏(47)を擁立する方針を固めたことが分かった。同補選で都民ファとの共闘をめざす声が党内に強い自民党が、支援について検討するとみられる。
都民ファは、国政向けに設立した政治団体「ファーストの会」(代表・森村隆行都民ファ代表=都議)として乙武氏を擁立する方針。同会は29日、乙武氏の副代表就任を発表した。乙武氏は昨年、都民ファの政経塾で講師を務めていた。
同補選は4月16日告示、28日投開票。公職選挙法違反の罪で有罪判決を受けた柿沢未途前法務副大臣=自民離党=の辞職に伴う。自民は候補公募の方針を都連が決めたが、裏金問題など党への強い逆風を受け、勝利した昨年末の江東区長選と同じく小池氏との共闘を望む声が党内で強まっている。同日に、島根1区と長崎3区でも衆院補選がある。
乙武氏は、早大在学中に出版した「五体不満足」がベストセラーに。その後、公立小教員や都教育委員などを務めた。22年参院選(東京選挙区)に無所属で立候補し、落選した。
同補選では、ほかに共産党の小堤東氏、日本維新の会の金沢結衣氏、参政党の吉川里奈氏、諸派の飯山陽氏と、同区選出の元自民議員で無所属の秋元司氏の計5人が立候補を表明している…
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