徳山駅のぞみ停車増やして 周南市長らが再び要望

三沢敦
[PR]

 3月のダイヤ改定で、JR徳山駅(山口県周南市)に停車する新幹線のぞみの本数が改定前と同じ上下線合わせて1日9本にとどまったことを受け、藤井律子市長らが19日、停車増を改めて求める要望書をJR西日本の広岡研二・広島支社長に手渡した。

 のぞみの同駅の停車本数は、昨年3月の改定でそれまでの15本から9本へと大幅に減少。コンビナートに立地する企業の活動に影響が出るなどとして昨夏、藤井市長ら周南地域の自治体、経済界が停車増を要望した。だが、JR西は「利用状況を踏まえると増やすのは難しい」と回答し、3月改定で停車増は実現しなかった。

 この日、東ソーや出光興産などコンビナート企業5社の代表らと徳山駅を訪れた藤井市長は「周南地域は産業集積地。首都圏と直結し、速達性の高いのぞみは経済活動を円滑に行う上で欠かせない」と訴えた。

 藤井市長によると、要望書を受け取った広岡支社長は非公開の意見交換で「今後の利用状況を見て停車本数を考えたい」と答えたという。(三沢敦)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません