新幹線延伸祝うイベント各地で 小松駅にはユーミンがサプライズ登場

有料記事

朝倉義統 樫村伸哉
【動画】小松駅の新幹線駅開業イベントに発車メロディーを制作した松任谷由実さん、正隆さんが登場=石川県提供
[PR]

 北陸新幹線の敦賀延伸で、金沢駅だけだった石川県内の新幹線駅は小松と加賀温泉の3駅に増えた。誕生を祝う声が広がり、能登半島地震で傷ついた被災地の支援や復興につなげたい思いもにじんだ。

 金沢駅では午前5時前から開業式があった。金沢市の村山卓市長は「第2の開業。沿線の時間的距離、心の距離が短くなり、つながりが進化する」と期待した。「北陸3県を楽しんでいただく絶好のチャンス。能登半島の復興にもつながる」

 和服姿の加賀友禅大使らが改札前で観光客を出迎えた。被災地・輪島市に400年以上伝わる御陣乗(ごじんじょ)太鼓が鼓門前で披露され、拍手が響いた。

 小松駅の開業式で、小松市の宮橋勝栄市長は「小松駅と小松空港を結ぶ『レール&フライト』の取り組みで日本海側の拠点都市を目指す」と力をこめた。金沢発のつるぎ1号に乗り、式の途中で駆けつけた馳浩知事は「ふるさとの 春新幹線 能登半島」の句を披露。「春を何としても能登半島に届けていかなければ」と呼びかけた。

 小松駅の発車メロディーは、シンガー・ソングライターの松任谷由実さんと夫の正隆さんが制作した。駅東口であったイベントで航空自衛隊ブルーインパルスが展示飛行を披露し、中部航空音楽隊が発車メロディーを演奏した。

ここから続き

 その直後、2人がサプライズ…

この記事は有料記事です。残り594文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【本日23:59まで!】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら