新たな地質年代「人新世」否決? 「投票規約違反」指摘、学会は調査

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矢田文
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 人類が地球の環境を激変させた1950年代以降を「人新世」という新たな地質年代とする提案について、国際地質科学連合(IUGS)の小委員会が反対多数で否決したと海外メディアが報じた。ただ、投票が規約違反だったとの指摘もあり、無効になる可能性もある。

 地質年代とは、地球の歴史を地層の特徴に応じて区分した呼び方のこと。現在は新生代第四紀の「完新世」と呼ばれる。1万1700年前から始まり今に続いているとされる。

 完新世に続く新たな時代として「人新世」を設ける議論は2009年から始まった。1950年ごろから核実験による放射性物質化石燃料によるブラックカーボンなど人間活動に由来する物質が地層にも現れ始めたからだ。

 昨年7月、同連合の人新世作…

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この記事を書いた人
矢田文
科学みらい部|原子力・災害担当
専門・関心分野
いきもの、環境問題、沖縄、依存症