「性教育の充実を」 児童による盗撮で大学生らが陳情 東京・武蔵野

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塩入彩
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 東京都武蔵野市の小学校で子どもによる盗撮問題が起きたことを受け、市内の大学生らが、性教育の充実などを求める陳情書を市議会に提出した。子どもを性暴力の被害者にも加害者にもしないために――。陳情は、20日から始まる市議会第1回定例会の中で審議される予定だ。

 「こんな身近で起きるなんて」

 同市の市立小を卒業した国際基督教大学三鷹市)2年の坂本亮さん(20)は、今回の出来事に衝撃を受けた。一方で「今の子どもはデジタル機器が身近にある。僕たちの時代でも、小学校で端末が配られていたら起こり得た問題だ」と思ったという。

 市教育委員会などによると、昨年12月、高学年の複数の男子児童が、女子児童の更衣室にタブレット端末をしのばせ、着替えの様子を盗撮。盗撮行為は複数回あり、男子児童の間で画像データの共有もしていた。使われた端末は、学校が1人1台配布しているものだった。

4割以上が「身の回りで盗撮を見聞き」

 問題を知り、坂本さんは今月…

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