今度は遮断機上がらない…… ことでんでトラブル続く、一部原因不明
【香川】高松琴平電気鉄道(ことでん)の高松市内の踏切で、電車が来ていないのに遮断機が下りたままになるトラブルが相次いでいる。
同社によると、9日午前0時25分ごろから約25分間、琴平線瓦町―仏生山間の踏切19カ所で、遮断機が下りたままになった。昨年8月まで遮断機の下りない事案が多発した同社は、緊急対策でこの区間の踏切を電気が切れると自動的に遮断機が下りるよう設定していた。9日は電気関係の設備更新工事のため、長尾線などの踏切へ送る電気を切った際、誤って琴平線のこの区間の踏切に送る電気も切ってしまい、遮断機が下りたままになったという。
また、16日午前2時45分ごろには、長尾線瓦町―花園駅間にある松生踏切で、4本の遮断機のうち1本が5分以上、下りたままになった。この日は工事のため、午前0時25分ごろ、長尾線全線の踏切に送る電気を切った。同踏切は電気が切れると直前の状態で遮断機が保持されるように設定されているため、本来は上がったままになるはずで、1本だけが下りた原因は不明という。
ことでん工務部の担当者は「通行される方にはご迷惑をおかけした。16日のケースはメーカーと原因を調べ、再発防止策を講じていきたい」としている。
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