京アニ放火殺人の青葉被告も控訴 一審は死刑、弁護人はすでに控訴

光墨祥吾
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 36人が死亡した2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)は、求刑通り死刑とした一審・京都地裁裁判員裁判の判決を不服とし、大阪高裁に控訴した。7日付。青葉被告の弁護人も1月26日に控訴している。

 判決は、青葉被告が事件当時妄想の影響を受けたと認めたが、放火殺人という手段を選んだのは青葉被告の攻撃的な性格によるものだと指摘。完全責任能力を認定し、心神喪失で無罪、または耗弱で減刑すべきだとする弁護側の主張を退けた。

 青葉被告は判決翌日の1月26日、朝日新聞記者との面会に応じた際、「(裁判を)続けないと発信もできないので控訴するつもりです。後に教訓にしていただきたい部分が少しある」などと述べていた。

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京都アニメーション放火殺人事件

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