台風被災乗り越えた「踏ん張る線路」 いすみ鉄道が地元生徒に贈る
中野渉
【千葉】昨年9月の台風13号で被災したいすみ鉄道(本社・大多喜町)は、土砂が流出して宙に浮いたが落ちずに耐えたレールを「踏ん張る線路」と名付け、沿線の受験生に贈った。
踏ん張る線路は、最も被害が大きかった西畑―上総中野間のレールで、交換後に幅約1・5センチ、重さ約550グラムにカットした。
19日には、大多喜中学校の3年生57人に贈られた。
同校によると、古竹孝一社長が、クラス代表の生徒らに被災当時の写真とともに「ここの線路だよ」などと説明。「落ちないお守り」を手渡された生徒は「励みにして頑張ります」などと応えたという。
また、大多喜高校と大原高校にも77個ずつ贈られた。同鉄道は近く、一般向けに販売する予定という。
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