新幹線停電、山形新幹線は折り返し運転に 4千人に影響

高橋昌宏 清水康志
[PR]

 JR山形新幹線は23日午前に東北新幹線で発生した停電の影響で、福島―新庄駅間で折り返し運転となり、上下線計23本が運休。約4330人に影響が出た。JR東日本によると、24日は始発からダイヤ通りに運行する予定。

 山形市のJR山形駅では23日、東京―福島駅間の終日運休が決まった夕方以降、窓口には切符の払い戻しなどを受ける人たちで行列ができた。

 東京都内から観光で訪れた60代の無職女性は「駅に着いて運休を知って驚いた。米沢まで新幹線で行き、在来線を乗り継いで水戸の親族の家に泊めてもらう」。温泉などを楽しんだという都内の中国人女性は「今夜は山形市内に泊まることにした」と話した。

 JR東によると、東北新幹線の上野―大宮駅間の電力設備の故障により停電が発生した。東京―仙台駅間の上下線が最終列車まで運休し、仙台―新青森駅間で折り返し運転となった。秋田新幹線は盛岡―秋田駅間で折り返し運転し、一部の列車が運休した。上越、北陸新幹線も一部区間で最終列車まで運休した。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
清水康志
山形総局|庄内地区担当
専門・関心分野
人口減、地方創生、農林漁業、食文化、防災