6~12歳の教え子に「服を脱いで」 元教員の受刑者が語った性加害
「自分で言うのもなんだが、教員としては子どもにめちゃくちゃ好かれていた」
元教員の40代の男性受刑者は振り返る。
小学6年の担任になったとき、子ども一人ひとりと交換日記をしていると、ある女の子が「先生のことが好きだ」と書いてきた。心がときめくのを感じた。
それまでも子どもから好意を伝えられることはあったが、この子は中学生や高校生と言っても通用するような大人びた雰囲気があった。「不覚にも異性として意識した」
そのころインターネット上で、小学校高学年ぐらいの女の子が露天風呂に入っている盗撮映像を見つけた。「映像であれば、子どももいいなと思ってしまった」。児童ポルノを集めるようになった。
あるとき、クラスの女の子が宿題を忘れてきた。ときめきを感じた子とは別の子だ。ふだんから忘れ物が多く、よく注意していた。
【連載】子どもへの性暴力
男性のしたことは、教員という立場を利用し、抵抗できない小学生に性加害をするという、極めて卑劣な行為です。その行為は許されることではありません。しかし、加害者の心理を知ることは、加害を減らすために有益と考え、記者は3年近くにわたって手紙のやりとりを続けてきました。「子どもへの性暴力」第9部は加害について考えます。
呼び出し、2人きりになった…
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