ダイハツ、初売りキャンペーン中止へ 販売店落胆「修理や点検しか」

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中村建太
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 ダイハツ工業が車両の認証試験で大規模な不正を行っていた問題で、同社が来年の「初売りキャンペーン」を中止するよう販売店側に求めたことが21日、わかった。同社は不正をうけて国内外で手がける全車両の出荷を停止する方針を表明している。出荷の再開時期は見通せず、例年通りのキャンペーンはできないと判断した。

 ダイハツによると、不正について調べた第三者委員会の調査報告書を20日に公表して以降、系列の販売会社に初売りを中止するよう呼びかけたという。

 販売会社の大阪ダイハツ販売(大阪市)は21日に初売りの中止を決めた。同社によると、初売りは例年、ダイハツ工業が企画し、販売促進用の景品などを各地の販売会社に提供していた。

 しかし、今年4月と5月に、ダイハツで衝突試験の認証手続きをめぐる検査不正が相次いで判明。初売りキャンペーンの準備が始まる10月までに、2024年は販売会社側が自ら初売りを企画するようダイハツ工業から通知が来ていたという。

 大阪ダイハツ販売では、すで…

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