岸田内閣の支持率、最低の29% 朝日世論調査

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 朝日新聞社は14、15日に全国世論調査(電話)を実施した。岸田文雄内閣の支持率は29%と前回9月調査の37%から大幅に下落し、発足して2年たつ岸田内閣として最も低くなった。内閣不支持率も60%(前回53%)に上がり、2012年末に自民党が政権復帰して以降の3代の内閣を通じて最も高くなった。

 内閣の不支持率が支持率を上回るのは、今年6月以降、5カ月連続。岸田内閣の支持率がこれまで最も低かったのは、22年12月の31%(不支持率は当時としては最高の57%)だった。

 政府が月内にまとめる経済対策に「期待できない」という回答が69%を占めた。「期待できる」は24%だった。

 経済対策に「期待できない」…

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    牧原出
    (東京大学先端科学技術研究センター教授)
    2023年10月16日16時2分 投稿
    【視点】

    各紙世論調査とほぼ同じ傾向が出そろいました。低支持率が概ね20%代後半から30%までとなっており、朝日の調査はここで大きく下がっているため今後さらに下がるなど傾向はまだ分かりませんが、全体として内閣支持率は低位安定の様相を示しています。自民

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    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2023年10月16日7時8分 投稿
    【視点】

    内閣支持率の低さもさることながら、不支持率が60%というのが不満の強さを顕著に示していると思います。 世論調査ではいずれの選択肢にも該当しない「その他・答えない」という項目に一定程度は回答がたまり、安倍政権や菅政権ではこれが20%前後

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朝日世論調査

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