圏央道の大栄JCT―松尾横芝IC間 2026年度開通見込みに
田中久稔
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の大栄ジャンクション(JCT、千葉県成田市)―松尾横芝インターチェンジ(IC、山武市)間の約18・5キロについて、国土交通省などは13日、2026年度に開通するとの見込みを示した。遅れていた用地取得やトンネル工事のめどが立ったという。
国交省と県、NEXCO東日本が開いた連絡調整会議で説明した。同区間は県内で唯一残る未開通区間で、当初は24年度中の開通をめざしていた。
国交省千葉国道事務所によると、成田市内の一部区間に残っていた用地の取得が7月に完了した。地質の問題で追加の補助工事が必要になった芝山トンネル(芝山町)は、工法を見直し、全長616メートルのうち約400メートルの掘削が終わった。大栄JCT―国道296号IC(仮称)は1年程度前倒しの開通をめざすという。
事業費は工法の見直しや資材高騰などで、1490億円から1940億円に膨らむ見込み。
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