握力1キロの女性が自らヘルパー募集 伝えたかった「裏メッセージ」
《私のヘルパーさんを募集しています》
生まれつき筋力が弱く発達しない難病「ウェルドニッヒ・ホフマン病」を患う藤川千尋さん(38)が、訪問介護のヘルパーを自身のホームページや街中のポスターで募っている。
《フジカワは立位が取れません。移乗は全てお姫様抱っこになります。(小柄です。体重はお問い合わせ時にこっそりと)》
高松市内で一人暮らしをしている。握力は1キロ未満で、入浴、トイレ、車いすからベッドへの移乗などの介助のほか、料理、掃除、洗濯などの家事と、身の回りのことはサポートしてもらう必要がある。ヘルパーには夕方5時から翌朝9時までは常駐してもらい、日中も4回ほど巡回で来てもらうのが希望だ。
これまでは事業所から派遣を受けてきたが、最近の人手不足で「お願いしても、人が来ないんですよね」。
夜間のヘルパーは3、4人のシフト制だが、1人が病気などで出勤できなくなると、その穴を埋めるのも大変になってきた。
「今まで通りの生活が続けられなくなる」
嘆いて何もしないより…
ヘルパーの募集を始めたのは…
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- 【視点】
藤川千尋さんの強い思いが伝わってきました。 障害がある人にとってのヘルパーは「あれば助かる」という程度のものではなく、「なければ生活できない」ものです。電気やガス、水道などライフラインと同じです。私自身、ヘルパーなどの公的支援をフルに活
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