4州「併合」から1年 プーチン氏、偉業強調も侵攻終結の道示せず
ロシアのプーチン大統領が、ウクライナの東部ドネツク州など4州の併合を一方的に宣言してから9月30日で1年を迎えた。政権はこの日を「再統合の日」として祝い、ロシア各地ではコンサートなど祝賀行事が開かれた。政権は来年の大統領選も見据えて「歴史的な再統合」を侵攻の成果として訴える姿勢だが、4州全域の占領にはほど遠く、侵攻終結の道筋は示せない。
「新しい地域が我が大国へ完全に入るための重要な一歩だ」。プーチン氏は28日、9月上旬の統一地方選後で選ばれた知事らとのオンライン会合で、4州での選挙の意義を強調した。
ドネツク州や東部ルハンスク州、中南部ザポリージャ州、南部ヘルソン州のトップは、地方選後に「議会」で選ばれた。ドネツクの「首長」を名乗るプシリン氏は「いまロシア全土が我々とともにある」と述べ、戦闘や復興への政権などの支援に感謝した。
4州での戦い、「ロシアを守ること」
プーチン氏はまた、9月30…
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