マイナ保険証 窓口負担の誤表示は5695件 厚労省調査

吉備彩日
[PR]

 マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」をめぐり、患者が医療機関の窓口で負担する金額が間違って表示されるなどのトラブルが5695件確認されたことがわかった。厚生労働省が29日、調査結果を公表した。

 同省が自治体など全保険者を調べた結果、負担割合の相違が5695件あると判明した。これらのトラブルのうち、正しい事務処理手順が踏まれていなかったのが4017件、システムの仕様に問題があったのが1678件だった。現在はいずれも正しい負担割合に訂正済みとしている。

 患者の負担割合の誤表示は6月に千葉市で見つかり、その後も全国で相次いで発覚。全国保険医団体連合会(保団連)の調査では少なくとも978医療機関でトラブルが確認されていた。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
吉備彩日
くらし報道部|社会保障担当
専門・関心分野
社会保障、医療、共生社会
マイナンバー・マイナ保険証問題

マイナンバー・マイナ保険証問題

マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」への移行が本格化し、従来の健康保険証の新規発行が停止されましたが、マイナ保険証の利用は低調なままです。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]