目立ち過ぎたプリゴジン氏 生き残ったカドイロフ氏 運命分けた読み

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牧野愛博

 ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏が8月、死亡しました。ロシア事情に詳しい防衛省防衛研究所の長谷川雄之研究員は「非公式な手段を多用して権力を維持してきたプーチン大統領の権威主義的な統治手法が浮き彫りになった」と語ります。同時に世界には、こうした統治手法をいとわない政治指導者も多数いるとも指摘します。

 ――プーチン氏は死亡したプリゴジン氏に弔意を示しました。

 プリゴジン氏を哀悼し、半ばたたえたプーチン氏の心情はウソではないと思います。プリゴジン氏は1990年代からプーチン氏と親しく、非合法な手法もいとわずに体制を支えてくれた功労者です。ロシアによるウクライナ侵攻後は、ロシア軍の失態をカバーし、軍と国防省に対するロシア国民の不満を和らげる「ガス抜き」の存在でした。

 ただ、侵攻後にプリゴジン氏…

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この記事を書いた人
牧野愛博
専門記者|外交担当
専門・関心分野
外交、安全保障、朝鮮半島
ウクライナ情勢

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