既婚女性、同性婚に賛成は75.6% 6ポイント上昇 家庭動向調査

高橋健次郎
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 既婚女性の4人に3人が「同性婚を法律で認めるべきだ」と考えている――。こんな結果が、国立社会保障・人口問題研究所が22日に公表した「全国家庭動向調査」で明らかになった。夫婦別姓にも既婚女性の6割が賛成と答えた。

 調査は出産や子育て、家族関係の実態を把握するため1993年に始まり7回目。5518人の既婚女性を対象に昨年調査した結果をまとめた。

 「男性どうしや、女性どうしの結婚(同性婚)を法律で認めるべきだ」への賛成は75・6%。同性カップルについて初めて調査した前回(2018年)から約6ポイント上昇した。「同性どうしのカップルも、男女のカップルと同じように、子どもを育てる能力がある」は78・8%で、前回から10ポイント近く増えた。年齢別では、若い年齢層ほど同性カップルに関する設問に肯定的だった。

 夫婦別姓に関しては、「夫、妻とも同姓である必要はなく、別姓であってもよい」への賛成は61%。前回から10・5ポイント増え、比較可能な08年以降、過去最高となった。高橋健次郎

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