生成AIの授業利用、大学で方針分かれる ChatGPTで調査

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瀬川茂子

 多くの大学が利用を奨励しているが、授業での利用については対応が分かれる――。

 急速に活用が広がる対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」など生成AIの影響を大学はいかに認識しているのか。公表されているガイドラインについてチャットGPTに分析、評定させたところ、こんな結果になった。関西学院大高等教育推進センターの武田俊之教育技術主事が速報としてまとめた。評定の精度については今後の検証が必要だという。

 6月25日までにインターネットに公開された177大学の生成AIに対する方針を集め、分析できた167校についてチャットGPTに分析させた。

 学生が生成AIを利用することを奨励しているかについては、「積極的に奨励」が1校、「奨励」が31校、「条件つき奨励」が133校、「記述なし」が2校で、多くが奨励している。

 一方、授業での利用については、「全面禁止」が1校、「原則禁止、条件つきで許諾」が113校、「禁止していない」49校、「記述なし」が4校で、対応が分かれた。

 学生がAIを利用する際の懸…

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この記事を書いた人
瀬川茂子
くらし科学医療部|大阪駐在
専門・関心分野
生命科学、災害、科学全般